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​「家族の形」プロジェクトとは?

 家族社会学を研究する・深澤文と、ドキュメント的手法で写真・映像作品を制作する・直島なぎさによる、リサーチプロジェクトです。

上野・仲町通りエリアを対象に、「家族」という視点から、地域と人の関係について取材し、作品化しています。

 

「湯島・池の端仲町通り界隈の家族の形を探る」をテーマに、私たちはこれまで約15人の方々にインタビューをしてきました。
その中で、この街の「家族的なつながり」として大きく3つの形があるのではないかということが見えてきました。
一つ目は、
仲町通りが江戸時代から続く花街の系譜であり、その伝統文化を現在まで受け継いでいる「家業」を営む方々の「家族像と地域像」
二つ目は、
商店街、そして歓楽街という「人に魅せる街」の特性から「路上での人間関係」を独自に形成している方々の「準・家族的なつながり方(家族という関係性に関連した、血の繋がりはないが成立しているコミュニティ)と地域像」
三つ目は、
スナック・バーなどの「夜の街」ならではの「コミュニケーションの場」を提供している方々の「準・家族的なつながり方と地域像」です。

 

 この街に生きる人々の、路上やお店の中での場作りや人間関係、従業員の方々やお客さんが、お店になにを求めているのかを語る言葉を通して、そのような場での集まりは「家族」の役割の代替や、を補完しうるコミュニティになり得るかという可能性を考えていきます。

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